前回のコラムでは、志望校を決める際のポイントについてご紹介しました。
今回は、「じゃあ、受験する高校(志望校)はいつまでに決めればいいの?」というお話です。

ズバリ結論から言うと、中3の春期講習までには志望校を決めておくのが望ましいです。

理由についてはこのあとご説明しますが、その前に、まずは公立高校の入試制度を簡単に見ておきましょう。

公立高校の場合、受験日(学力検査実施日)のおよそ2週間前に「出願期間」が定められています。
この期間中に実際に受験する高校を決め、書類を提出することで受験が可能となるというわけです。
なお、出願できる公立高校は1校のみです(私立高校は選考方式によって複数の出願もOK)。

さて、ここで
「なんだあ~!本番の2週間前が締切なら、今すぐ決めなくても大丈夫なんだ!!」
と思ったキミ!!残念ながらそれは違います。

なぜなら、ブイステージの先輩たちのデータを調べていくと……

中3の10月・12月・2月の模試で3回とも志望校の合格判定が「合格可能圏」に入った人は、ほぼ100%がその高校に合格しています。

しかし、これが2回となると50%、0~1回にいたってはほぼ不合格という結果が出ているのです!!

要するに、このデータから、中3の12月までの模試結果で受験可能な高校がすでに決まっていることがわかります。
現実的には、中3の10月以降の逆転合格は起こらないと考えるべきでしょう。

では、10月や12月の模試の時点でキッチリ結果を出すためには……そう、もうおわかりですね?

逆算すると、中3の夏期講習はもちろん、春期講習までには志望校を定め、その目標に向かって「ムリ・ムダ・ムラ」のない受験勉強をスタートさせることが大切と言えるのです!!

中1・中2のみなさんは、今のうちから高校の情報を調べておいたり、苦手単元を積み残さないよう早目早目に手を打って、しっかり受験に備えておきましょう!!