いよいよ近づいて来た高校入試。
特に私立入試では「面接試験」も重要な要素となります。とはいえ、これが初めての面接試験で不安がいっぱい……という人も多いのではないでしょうか。
今回は面接について、実際の流れに沿って対策ポイントをお教えします!!

◆ 会場到着

身だしなみはOK?

清潔な身だしなみは第一条件!
校則など学校のルールに従ったシンプルで清潔感のある身だしなみを心掛け、きちんと準備してから会場へ行きましょう。メイクやおしゃれは面接に必要ありません。

待っている間も見られている?!

「会場に着いた瞬間からすでに試験は始まっている」と意識して、姿勢よく静かに待ちましょう。
もし友達を見つけても私語は厳禁。待ち時間が長いからと、スマホをいじったりするもの当然NG!
なお、順番を待っている間に席を立つことは避けるべきですが、トイレに行きたいときや体調が悪いときなどは、遠慮せずに近くの係の人にすぐ声をかけて案内してもらいましょう。

◆ 入室

ノックは何回?

“3回” がベスト。焦らず、ドアノブの上あたりを丁寧にノックしましょう。
国際基準の「プロトコールマナー」では、上司や初対面など改まった相手へのノックは4回というルールが定められていますが、日本のビジネスマナーでは3回が一般的とされています。
また、ついやってしまいがちな「コン、コン」と2回のノックは「トイレノック」と呼ばれ、日本でも海外でもマナー違反とされています。
3回(あるいは4回)であれば間違いはありませんが、学校の面接練習などで回数の指示があった場合にはそちらに従ってくださいね。

ドアが開いていたら……?

もしも入室の際にドアが開いていたとしてもノックは必要です。ドアが閉まっているときと同様に必ずノックをし、「どうぞ」と言われてから入室するようにしましょう。

第一印象が大切!

入室したらまずはしっかりと面接官の顔を見て挨拶!
緊張していて笑顔で話すことはなかなか難しいかもしれませんが、うつむいてぼそぼそ話すのではなく、顔をあげ、大きい声で話すように心がけるだけでも印象は違いますよ!

◆ 面接

聞き返してもOK!

質問がよく聞き取れなかったり、意味がわからなかったら、焦らず正直に伝えて大丈夫!
質問内容があいまいなまま見当違いなことを答えるより、「聞き取れなかったので、もう一度お願いできますか?」などと聞き返してから答えるほうが好印象です。

暗記でなく「自分の言葉」で!

面接の準備というと、「私は〇〇部で、☓☓した経験から~」と、質問の答えを台本の台詞のように一字一句丸暗記しようとする人がいます。けれど、丸暗記していると忘れてしまったときが大変です。頭が真っ白になってしまって、どこまで話したのか、何を言えばいいのかわからなくなってパニック!という経験談もよく聞きます。(そもそもたくさんの台詞を暗記しても、それが実際に聞かれるかはわからないのですから、とっても効率の悪い準備方法ですよね。)
また、仮に丸暗記した答えを完璧に言えたとしても、どうしても「棒読み」になってしまいがち。どんなに素敵なことを言っても棒読みでは現実味に欠け、相手の心には響きません。面接”試験”といえど、面接官という相手と自分の「会話」で成り立っていることをしっかり心に留めておきましょう。
質問の答えを準備する際はキーワードやポイントに絞って覚えておき、その場に応じて自分の言葉で話すことができるように練習しておくことが重要です。

◆ 退室

最後まで気を抜かずに!

入室前と同じように、帰るまでの行動はすべて見られていると思いましょう。
「終わった~♪」とすっかり気を抜いてしまわずに、会場を後にするまで礼儀正しく振る舞いましょう!

「失敗しないようにしなきゃ」とか、必要以上に「自分をより良く見せよう」とすると、どうしても緊張したり受け答えが不自然になってしまいます。面接官の話をよく聞き、自分の素直な気持ちや経験した出来事を自信を持って話せるように何度も練習していきましょう!!