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受験勉強って、やっぱり早く始めたほうがいいのかな。中1・中2のうちから取り組むべき……?
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そんなふうに思う気持ちはよ~くわかるよ。
でも、受験勉強は早ければいいというものではないんだよ!

具体的には、受験対策は中3からでOK
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本当に……?
受験対策に応用問題をどんどんやっておかないといけないんじゃないかって、不安なんだけど。
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そもそもその前提からちょっと見直そうか。

「受験勉強=難しい問題に挑戦」と思われがちだけど、入試問題のうちで難易度が高い問題はわずか
実際には、基礎レベル・標準レベルの問題が解ければ、合格するためのボーダーは十分クリアできるんだ。

だから、応用問題に取り組むのは基礎レベル・標準レベルの問題がしっかり解けるようになってから、「トップ校を狙う」ようなときでいいんだ。
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えっ、そうなの!?
試験というから普段の定期テストよりも難しいと思っていたよ。
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そんなことはないよ。
むしろ個々の単元に絞って見たときには、定期テストのほうが難しい問題が出ていることだってあるよ。
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じゃあ、どうして受験勉強が大変だって言われるの?
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それは、入試問題の難易度が高いからではなくて、出題範囲が広いからだよ。

定期テストならその期間に習った範囲だけをしっかり復習しておけばいいけれど、入試問題ではそうはいかない。
一度に3年間すべての範囲から出題されるから、受験に挑むにはまんべんなく理解していないといけないよね。そこが違いなんだ。
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なるほど!そういうことか!
たしかに、3年間で習った範囲のどこから出題されるかわからないもんね。

じゃあ、受験勉強っていうのは……
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わかってきたようだね。
要するに受験勉強とは「難しい問題に挑戦すること」じゃなく「3年間で習った範囲に穴がないようにすること」なんだ。

だから、やみくもに難しい問題に目を向けるよりも、しっかりと足元を固めるほうが先決。
中1・中2のうちは定期テストレベルでしっかりと点数を取る、つまり、そのときに習った内容に穴をつくらないことが大事なんだ。
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穴だらけのままの土台でどんどん前に進んでも仕方がないもんね。
穴のない状態で着実に進んでいけば、結果的に受験対策が楽になる。「近道」みたいなものってことか。
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そのとおり!
だから、中1・中2のうちは定期テスト対策をしっかりやることに全集中しよう!!