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入試には「調査書」っていうのも大事なんだよね?
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そう、公立高校入試は「調査書」と「学力検査」の合計点で合否が決まるよ。

「調査書」「内申点」という言葉を聞いたことはあっても、具体的にそれがどんなもので、入試にどのくらい影響するものなのかをまだハッキリわかっていない人も多いかもしれません。

そもそも「調査書」(「内申書」と呼ばれることもあります)とは、中学校での成績やみなさんの普段の態度などさまざまなことが書かれた書類のこと。部活動や委員会などの活動についても記載されます。

生活態度や課外活動についての評価ももちろん重要ですが、ここで注目したいのがテストでの成績など、学業に関する点数である「内申点」。
定期テストでの成績などが反映されるので、内申点は中1からの積み重ねが必要になります。

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じゃあ、過去の定期テストの成績がイマイチで内申点が低い人は中3になってから頑張ってもだめってこと…?
目指す高校のランクは下げるべき?
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その必要はないよ!諦めないで!!

通常、上位校を狙う生徒はオール4~5、中位校を狙う生徒はオール3~4などと、内申点は一定の範囲に収まりやすいもの。そのため、内申点で極端に足を引っ張られることは考えにくいのです。

ここでは詳しい計算方法を割愛しますが、調査書と学力検査の配分が3:7の場合、調査書135点を300点、当日の学力検査500点を700点に換算して合否を判定することになるわけですが……

そうすると、中学3年間9教科がオール3の調査書の生徒でも、当日の学力検査では1教科あたり8点多く取ればオール4の調査書の生徒に並ぶことができるのです!

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1教科あたり8点!思ったよりも差は大きくないんだね!!
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そう。普段の積み重ねはもちろん大事だけど、多少内申点が低くても挑戦する価値はあるよ!
学力検査で確実に得点できるように直前までしっかりと力をつけることを忘れずに!!